先日、1か月程胸のかゆみが続いていたため、バムルンラード病院に行ってきました。
海外での病院選びって難しいですよね。
タイの病院はいいよ!という話は聞いていたものの、なかなか受診する決心がつかず…
恐る恐る行ってきましたので、病院選びで悩んでいる方や、旅行中の万が一に備えたい方に向けて、記録に残そうと思います。
気になる費用も公開していますので、ご参考になれば幸いです。
日本に以上に綺麗で、通訳さんも丁寧だったので、
安心して受診することが出来ました!
ころはお留守番・・・
アクセス
病院入口
バムルンラード病院はBTSプルンチット駅とナナ駅の間にあります。
ややプルンチット駅寄りですが、駅から徒歩15分程かかるので、体調が悪い時はタクシーで行った方がよさそうですね。
病院の真向かいにバス停があるので、急患でなければバスも利用できます。
病院の建物は通りに面していないので、通りから見た入口は意外とこじんまりしています。
無料シャトルバン
駅から徒歩で行くには少し距離がありますが、無料のシャトルバンが運行されています。
なんとスワンナプーム空港からも…!
下記URLから最新情報をご覧いただけます。
●スワンナプーム国際空港発(国際線到着)
●BTSナナ駅・プロンポン駅発着
Googleマップ
日本人患者受付
外国人対応に力を入れ、日本人需要も高いバムルンラード病院は、問い合わせから受診まで、日本語でスムーズに行うことができます。
電話番号・メールアドレス
●電話番号:02-011-3388(24時間日本語対応)
●緊急センター直通番号:02-011-5222 (タイ語・英語)
●E-mail:infojapan@bumrungrad.com
※下記URLより、病院公式ホームページで電話番号・メールアドレスをご確認いただけます。
バムルンラード・ | 日本人患者様受付 (bumrungrad.com)
日本人専用WEBページ
日本人専用のWEBページがあり、各種予約や問い合わせを日本語で行うことが可能です。
予約なしでも受診は可能ですが、前日までの予約が推奨されています。
公式ページによると、18:00以降は電話での通訳対応になるそうです。
※日本人専用WEBページはこちら。(電話番号・メールアドレスのページと同じです。)
バムルンラード・ | 日本人患者様受付 (bumrungrad.com)
日本語サービスカウンター
A棟10階に日本人専用のサービスカウンターがあります。
病院に着いたら、まずこちらのカウンターに立ち寄り、手続きを行います。
ここで、診察時の通訳をお願いすることもできます。
(こちらのカウンターの方ではなく、診察フロアにいらっしゃる別の通訳さんが対応してくれました。)
【体験談】日本人患者受付ページから問い合わせ・予約をしました。
ちょっと費用が怖かったので、まずはどれくらいかかるのか、問い合わせすることにしました。
日本人専用WEBページの「オンラインでのお問い合わせ」から、エコーをした場合の目安をお聞きしました。
ホームページで送信すると、記載したメールアドレスに受付完了メールが届きました。
3時間後に一旦英語で、「日本語通訳に転送するから、ちょっと待ってね~」というメールが来たので、
「了解です~」と返信し、待機。
翌日、日本語で返信をいただきました。
急ぎの場合は電話の方が良さそう!
お問い合わせページに、費用を確認した後、予約もしたい旨を記載していたので、返信メールには予約表も添付されていました。
※この後新患登録のため、予約時間の15分前にA棟10階に来るよう、追加のメールがありました。
日本の有名なクリニックで、実費でエコーをした時は5000円程度だったので、4730THB(約18500円)はやはり高いですね・・・
とはいえ、払えない額ではなかったので、このままお願いすることにしました。
(最悪の場合、10万円くらいを想定していました(笑))
タイの医療事情
概要
タイの医療レベルは日本と同等か、それ以上の病院もある
と言われているころ!
日本のように、国民皆保険のないタイでは、公立病院 or 私立病院で事情が異なります。
公立病院ではタイの社会保険を利用し、指定の病院で無料に近い価格で受診することが出来ますが、日本語通訳はなく連日混雑しています。
また、都心の有名病院では最先端の医療を受けることも可能ですが、病院によっては十分な設備が整っていない場合もあります。
一方、私立病院は少ない待ち時間で、最先端の医療と設備を提供する病院が多くあります。
ただし、自由診療制のため、特に高級私立病院では日本より遥かに高額な医療費が必要となります。
日本人をはじめとする外国人は私立病院利用することが多く、民間の保険に加入していれば、外来程度はカバーすることが出来ます。
民間保険の中にも、高級私立病院は補償対象外となっているプランもあるため、注意が必要です。
\詳しくはこちらの記事をご覧ください/
バムルンラード病院
最先端の治療を受けることができる私立病院の中でも、特に医療レベルが高く医療費も高額な3つの病院は、三大私立病院と呼ばれています。
バムルンラード病院は、その三大私立病院の中でも、最もゴージャスで最も医療費が高額とされる病院。
ただゴージャスなだけでなく、2002年には東南アジアで初めて、米国基準の「国際病院認定JCI」を受けています。
また、「World’s Best Hospitals 2022」では、タイで唯一 世界のTOP200に選出された、名実ともに世界基準のタイTOP病院です。
受診の流れと院内の様子
エントランス
少し駅から距離があったので、今回はタクシーで向かいました。
通りの入口を曲がり、病院内の敷地を進むと、2つ棟が見えてきます。
ナナ駅側の通りから入ると、手前がA棟ですが、入口にはスタッフさんがいらっしゃるので、分からない場合は聞いた方が早そうです。
ビルに入るとすぐにエレベーターホールがあります。
入って右手にカフェがあるので、軽食をとることも可能です!
日本語サービスカウンターで新患登録
まずはエレベーターで10階の日本語サービスカウンターへ向かいます。
10階はスカイロビーになっており、スターバックスとgetfresh(タイのオシャレカフェ)があります。
あたたかみのあるオシャレなインテリアで、病院にいることを忘れてしまいます。
エレベーターを降りて右手に曲がると、これまたオシャレな案内標識があります。
右手に進むと、「日本語サービスカウンター」が見えてきました。
中に入るとカウンターデスクが2、3個あります。
ここで、パスポートと保険証を提出し、名前や住所・宗教などの登録を行いました。
10~15分くらいで完了です。
日本人のスタッフさんに対応していただきました!
宗教の欄があるのが、多国籍に対応している国際病院ならでは ころ
ここで、名前や生年月日が書かれた腕輪を巻いてもらいました。
外来では珍しいですが患者間違いも防げますし、急に倒れてしまってもすぐに特定できて安心ですね。
LINEもあるようです。ID:@bumrungradjp
受診科のフロアへ移動
日本語サービスカウンターで書類を受け取り、エレベーターで受診科のある階へ向かいます。
今回は16階です。
エレベーターが開くとホテルのような絵が出現しました…!
該当フロアのカウンターで先ほどの書類を提出し、しばし待機します。
待合室もとってもリラックスできる雰囲気です。
なんとフリーのミネラルウォーターに加え、リンゴジュースまであります。
そして個人的に驚いたのは、この吹き抜けです…!
病院レポートなのか、ホテルレポートなのか分からなくなります。
そんなこんなで15分くらい待っていると、看護師さん(?)に呼ばれ、血圧と体重を計りました。
この段階では通訳さんはいないので、やり取りは基本英語になります。
とはいっても、名前を呼ばれてついて行くくらいなので、心配はいりません。
身長だけ口頭で聞かれました。
とっても親切な看護師さんでリラックスできました♪
もう一度、待合室で待つこと約5分…
先程の看護師さんに呼ばれ、診察室に向かいます!
ここでタイ人の日本語ペラペラな通訳さんと合流しました。
診察室で、「タイ語話せますか?」と聞かれたので、「メダイ(できません)」と答えたら、先生も通訳さんも笑ってくれました(笑)
本当にできないので通訳してもらったのですが、通訳さんがしっかりこちらの話を聞いて先生に伝えてくれたので、とっても安心感がありました。
通訳さんによっては、結構省略されてしまったりします・・・
バムルンラード病院は初めてだったので、今回の通訳さんが親切だったのか、病院全体でハイクオリティーなのかは正直分かりませんが、とても話しやすく親切な通訳さんでした。
周りの人の話を聞いても、「通訳さんが怖かった」という話をちょこちょこ聞くので、実は心配していたのです。
先生もとても話しやすい方でした。
診察結果も問題ないとのことで一安心。
再度待合室で、名前が呼ばれるまで待ちます。
お会計と薬の受け取り
20分程で呼ばれ、今度は会計フロアへ移動しました。
今回、診察だけで検査をしなかったので、保険内に収まることができました!
お金は支払わず、書類にサインをして終了です♪
日本の感覚で行くと、「お金を払わなくて大丈夫!?」となりますが(笑)
ただし、保険のカバー範囲を超えた瞬間、一気に高額になる可能性があるので、ドキドキです。
またまたフロアを移動して、薬の受け取りに行きます。
ここでも保険の範囲に収まっていれば、お金を払わず、薬だけ受け取って終了です!
費用公開
今回は思いがけず、保険の範囲内で受診することができました。
実際いくらかかったのかを公開したいと思います。
●Drug and Parenteral Nutrition(薬代) 269.1THB=約1050円
●Nursing or Midwifery Charge(看護費) 150THB=約580円
●Other Hospital Charges(施設費) 330THB=約1300円
●Physician Fee(診察費) 1800THB=約7020円
合計2549.1THB = 約9900円
ん~、、、日本で3割負担と考えると、約3300円。
身構えた割には、思ったより安かったかなと思いつつも、診察のみでこの値段なので、高いことには間違いないですね(笑)
以上、タイで最も高額と言われているバムルンラード病院の様子と費用公開でした。
少しでもお役にたてましたら幸いです。
基本情報
名称 | バムルンラードインターナショナル JCI認定病院(Bumrungrad International Hospital) |
住所 | 33 Soi Sukhumvit 3, Khlong Toei Nuea, Watthana, Bangkok 10110 |
最寄り駅 | BTSプルンチット駅・BTSナナ駅 <徒歩約15分> |
電話番号 | ●電話番号:02-011-3388(24時間日本語対応) ●緊急センター直通番号:02-011-5222 (タイ語・英語) |
infojapan@bumrungrad.com | |
公式 | ●総合サイト(日本語)バムルンラード | 病院バンコクタイ (bumrungrad.com) ●日本人患者受付サイト(日本語)バムルンラード・ | 日本人患者様受付 (bumrungrad.com) |
※1THB=3.9円で計算
最新情報は公式ページから確認してもらえると嬉しいころ!